ハニーの手作りのおにぎりはおいしい

ようやく論文の下書きが完成し、あとはK先生に確認してもらう段階にまでなった。今、K先生のところに行って来た。「ちょっと、枚数が少ないなあ」といわれながらも「ちょっと、読んでみるわ」と一言言い残し、教官室に入っていった。どうなることやら。
金曜日、K教官が不在だったので、午前中に耳の病院に行った。耳の病院に行った本当の目的は、「耳アカをとってもらいたい」ということだったのだが、実際耳の中を見てもらうと、先生に「耳垢もないし、全然大丈夫」と言われた。結局、聴力検査だけして病院をあとにしたのだった。ただ、この聴力検査がとても凝っていたので、ここで紹介する。<img src=http://members.tripod.co.jp/carol384/gazou/tyouryoku2.jpg>
 まず、この図をオージオグラム(聴力図)といい、オージオメータによって測定された結果を示している。オージオメータとは、被測定者の最小可聴値(つまり、どの小ささの音まで聴くことが出来るか)を周波数(音の高い・低い)ごとに調べる機械である。調べる周波数は125Hz250Hz500Hz1kHz2kHz4kHz8kHzの7種類。オージオメータで測定された被測定者の最小可聴値を聴力レベルという。そして、この図の下の方にある3分法、4分法、6分法というもので、聴力レベルが正常かどうかをおおまかに判断する。3分法とは、500Hz1kHz2kHzの聴力レベルを足して3で割った値。4分法は500Hzの聴力レベルと1kHzの聴力レベルを2倍にした値と2kHzの聴力レベルを足して4で割った値。6分法は(500Hzの聴力レベル+1kHzの聴力レベル×2+2kHzの聴力レベル×2+4kHzの聴力レベル)/6である。「騒音障害防止のためのガイドライン」では、3分法聴力レベルを会話音域の聴力とし、これが30dB未満で、かつ4kHzの聴力レベルも30dB未満の場合を健常者としている。労災補償に関しては、6分法で40dB以上を補償対象としている。また、マスキングとは、簡単に言うと「妨害音」のことで、マスキングテストとは、例えば左耳の検査をするときに、ヘッドホンの右から雑音を発生した状態での聴力を検査することである。といったことを、当然お医者さんは説明してくれるわけでもなく、「全然問題ないよ、安心してね」と一言。まあ、そんなもんだろう。でも、とても楽しかったっす。